はじめに<映像から活字へ>
　私は真実を見た
　　崔昌奎氏の証言について
　　 巡査が慰安婦狩りをやった
　　 全部小作人の娘たち
　　 一列にならんでワンサワンサと
　　 一六ぐらいの娘が泣いて
　　 日本人がみんな記録を焼いてしまった
　Ⅰ. 沖縄のハルモニ
　　朴ハルモニの証言について
　　 生まれ故郷は一七までおって
　　 仕事せんで金はもうかると言うさね
　　 釜山にみんな女が集まって
　　 渡嘉敷におるときはアキコだった
　　 戦争好きな人いるね？
　　朴さんの第二回証言について
　　 とにかく玄人の女だったよ
　　兵隊くるのは日曜
　　 若いときはみんなきれいさ
　　 楽しいことはなかった
　　 いまさら国に行ったって
　　朴さんの第三回証言について
　　 沖縄はぬくいですよ
　　 渡嘉敷の海はとってもきれいだった
　　 戦争であっち避難､ こっち避難
　　 那覇に行っていいことあるかね？
　　朴さんの第四回証言について
　　 一ヵ年は歩き通しよ
　　 ちっこい店はいって､ 女中にはいって
　　 小林旭､ 好きや
　　 あの戦さに死なんでよう生きて
　　 七つのときからもう他人の家
　　朴さんの第五回証言について
　　 一七に結婚してね､ 一九でもう別れて
　　 満州近くの所にもいっときおった
　　 麦作る､ 米作る､ 洗濯する
　　 女は全部韓国の人
　　 みんなもう､ だまされてきてるさ
　Ⅱ. 朝鮮人従軍慰安婦と沖縄戦
　　知念朝睦氏の一九七九年一月証言
　　渡嘉敷島のヘイミーザト(新里)一家一九七八年八月証言
　　新城信平氏の一九七八年八月証言
　　新城久一氏の一九七九年一月証言
　　池宮城秀意氏の一九七八年八月証言
　　タクシー運転手､ 当間氏の一九七八年八月証言
　　安次富富信雄氏の一九七九年一月証言
　　大城佐清氏の一九七九年一月証言
　Ⅲ. 資料編
　　資料編について
　　山第三四七五部隊内務規定
　　 ｢朝鮮人慰安婦の遭難｣収録について
　　いわゆる ｢強姦調書｣の収録について
　あとがき