はじめに
　序章 軍隊慰安婦問題と私―著者に聞く(インタービュー構成·明石書店編集部)
　第一部 “女子挺身隊”取材記
　　第一章 鎮魂のための取材旅行―挺身隊取材記 その一
　　 一. ｢かにた婦人の村｣を訪ねて
　　 二. 夕陽の鎮魂碑
　　 三. 鎮魂の歌―鎮魂碑を建てた深津文雄氏の話
　　 四. 悲しい叫びは今も
　　 五. 挺身隊の実相を求めて
　　 六. 再び取材旅行― ｢キムの十字架｣の作家との出会い
　　 七. 故郷の山河は昔のままなのに
　　 八. 映画 ｢戦場の女たち｣を観て
　　 九. 富山妙子さんと朴寿南監督
　　 十. ｢アリランのうた―沖縄からの証言｣―渡嘉敷島の慰霊祭
　　第二章 生存者をさがして―挺身隊取材記 その二
　　 一. 資料集の発行―血と涙の証言
　　 二. 日本そして南北の女性が一堂に― ｢アジアの平和と女性の役割｣シンポジウム
　　 三. サハリンへの旅の準備
　　 四. 晋州の人ちがい
　　 五. アジア·太平洋地域戦後補償国際フォーラム取材記―アジアの証言
　第二部 ―元従軍慰安婦たちの証言
　　 一. ｢赤瓦の家｣の慰安婦
　　 二. 村の井戸端で巡査にさらわれて
　　 三. 私は十二歳の｢朝鮮ピー｣
　　 四. ビルマ､ タイの前線を軍隊とともに歩いた
　　 五. 死んだ夫の家族には知られたくない
　　 六. 富山の工場で旋盤工に
　　 七. ｢日本に行けばお金がもうかる｣とだまされて
　　 八. 頭部に残った無惨な傷跡
　　 九. 父母に別れも告げられず
　あとがき