1．教科書攻撃の本質(田淵五十生)
　　 侵略を正当化する責任回避の論理
　　 危険な歴史認識
　　 歴史改竄主義者のテクニック
2．｢慰安婦｣の｢強制｣とはなにか(鈴木裕子)
　　 まかり通る性暴力容認論
　　 ｢慰安婦｣は軍の性奴隷
　　 慰安所は軍の組織的犯罪
　　 ｢天皇の軍隊｣の秩序維持図る
　　 果たされるべきは国家責任
3．草の根保守の行動と思想(山部芳秀)
　　 ｢新しい動き｣の古い中身
　　 広がる回帰指向､ 戦後民主主義も不十分
　　 ｢大国日本｣の意識
　　 靖国神社信仰について
4. 中学·高校歴史教科書記述､ その内容と特徴(君島和彦)
　　 中学校歴史教科書の｢従軍慰安婦｣記述削除要求に対して
　　 中学校歴史教科書の特徴
　　 中学校歴史教科書での｢南京大虐殺事件｣記述
　　 高等学校歴史教科書での｢従軍慰安婦｣記述
　　 韓国の歴史教科書では
　　 中等学歴史教科書での｢南京大虐殺事件｣記述
5．国際化と歴史研究の現場(内山雅生)
　　 日中共同の中国農村調査聴き取りから浮かぶ植民統治の厳しい現実
　　 不可欠な当事者の協力､ 日本側の思い込み排し歴史の真実見抜く眼を
　　 日本軍の中国占領実態と農民
　　 ｢満州｣での調査
　　 満鉄調査部と調査マン
　　 戦前の調査資料と私たち
6．教科書攻撃の特徴と背景(鎌倉孝夫)
　　 被抑圧者の立場無視する偏狭な自国中心主義
　　 新しい国家主義の台頭―新自由主義が生む無秩序
　　 国内外の民衆の反発
7．私たちの求める歴史学習(田淵五十生)
　　 何のために歴史を学ぶのか
　　 ｢従軍慰安婦｣問題の持つ意味
　　戦争責任の問題
　　歴史学習における現代的な視点
　　だれの立場に立った歴史なのか
資料