推薦のことば(高橋喜久江)
　序(深津文雄)
　第一部
　　 賑町に住んで
　　 廓の中
　　 八千代のこと
　　 東京での三年間
　　 家を出た母
　　 縁者―Yのこと
　　 盲哲学者の講演
　　 輝きわたるもの
　　 Yの手紙
　　 鳥原重行氏の娼妓解放運動
　　 脱出―京城での生活
　　 父からの手紙〈付·水野文次郞氏の手紙〉
　　 小菊の悲願
　　 放火犯になった丸子
　　 神戸女子神学校
　　 長坂鍳次郞先生
　　 模範囚·丸子の出獄
　　 前借金の棒引
　　 歌子と“落地種子”
　　 ライトハウス
　　 結婚式
　　 往復書簡と日記
　第二部
　　 新米農婦となって
　　 小林の父の死
　　 一粒の麦(田中久雄兄の召天)
　　 娘の怪我
　　 愛真園
　　 牛乳処理業
　　 教育委員に立候補した夫
　　 農閑期なしの生活
　　 夫の入院
　　 新生牧場への期待
　第三部
　　 結婚と性(二つのケース)
　　 性の正しい理解
　　 避妊と中絶について
　　 産児制限は罪か？〈政池仁先生の論説〉
　　 避妊の妥当性ならびに良心の声について
　　 <伊藤邦幸氏の手紙>
　　 婦人矯風会
　　 売春問題ととりくむ会
　　 おふたりへの応答
　　 従軍慰安婦
　　 処女と騎士
　　 深津文雄氏と“かにた婦人の村”
　　 ねがい