[序] 中学生にこそ教えたい ｢慰安婦｣問題(川田文子)
　　 [Ⅰ] 中学校の実践
　｢慰安婦｣問題は女性の人権(勝冶美喜子)
　性的人権を教えるテーマとして(原田留美子)
　中学三年生が受けとめた ｢従軍慰安婦｣問題(黒田貴子)
　平和学習と性教育の積み重ねのなかで(都築寿美枝)
　一七歳の春を返して―十五年戦争と｢従軍慰安婦｣問題(鈴木忠明)
　近現代史のなかの｢慰安婦｣問題の位置づけ(古川ひろし)
　｢従軍慰安婦｣と戦後補償をどう子どもたちに伝えるか(蒔田豊明)
　　 [Ⅱ] 小学校の実践
　｢平和の碑｣に向けて学んだ子どもたち(草分京子)
　生教育としての性教育(宮下千寿子)
　<ふれあい>としての性交·人権(船木優)
　　 [Ⅲ] 高校の実践
　高校生が創る ｢従軍慰安婦｣学習(吉田卓司)
　｢噫 従軍慰安婦｣石碑から学ぶ ｢かにた婦人の村｣と元 ｢従軍慰安婦｣(愛沢伸雄)
　おばあさんから少女へ― ｢従軍慰安婦｣から出会うとき(寺島紘子)
　｢従軍慰安婦｣問題を現代の性差別問題として(丸山慶喜)
　素顔のままで ｢愛してる？｣―定時制高校からのゲイ·リベレーション(平野広朗)
　　 [Ⅳ] 対談·｢愛という名の暴力｣をあぶり出す ｢慰安婦｣問題(片岡洋子·川田文子)
　中学生に ｢慰安婦｣問題は時期尚早ではない
　｢慰安婦｣たちに沈黙を強いてきたもの
　学校の存立基盤を問い直し､ 性のタブーを覆す問題として
　差別構造に閉じ込められる女性の性
　｢特権的まなざし｣をこえ､ 教科の枠をこえて､ 共に学びを
　　 [Ⅴ] 歴史の事実から末來へ(川田文子)
　歪曲され､ 利用される ｢慰安婦｣問題
　裴奉奇さんとの出会いと｢慰安婦｣問題の掘りおこし
　軍慰安所制度の確立/｢慰安婦｣の徴集
　慰安所の運営/｢慰安婦｣の人身拘束/性の分断
　｢慰安婦｣について中学生が学ぶことの意味
　｢慰安婦｣問題年表
　参考文献