- 高句麗と渤海
- 水山里壁画古墳
| Title | 玄室_東壁_紋様_詳細_雲 | ||
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玄室_東壁_紋様_詳細_雲
水山里壁画古墳玄室東壁の出迎え図に描かれた雲紋の詳細図である。一般的に古墳壁画に登場する雲紋は、日月星辰(太陽、月、星座)などと共に天井に表現され、天上の世界を暗示している。
画面に見られる雲紋は天井ではなく、壁面の出迎え場面に人物と一緒に登場している。これは彼らが身をおく空間が現実ではなく、天上の世界であることを暗示する端緒で、墓の空間はもはや現実の世界ではなく、来世に属する世界であることが分かる。
雲は図案化され、非常に軽快に表現されている。黄色、白、黒で雲の形状を表し、黒い墨で輪郭線を仕上げている。墓室の瑞祥的な雰囲気が雲の紋様によってうまく表れている。