- 高句麗と渤海
- 江西大墓
| Title | 西壁の第2支石(側面の仙人の詳細図01) | ||
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西壁の第2支石(側面の仙人の詳細図01)
江西大墓天井の第2支石西壁の側面に描かれた仙人の詳細図である。伝統的な仙人の図柄の一般的な特徴は、①竜や鶴のような乗り物に頼る、②雲に乗っている、③翼が生えている、④羽衣を着用している、⑤耳が長い、⑥先の尖った靴を履いているなどに要約される。
画面の仙人は肩に翼が生えているにもかかわらず羽衣(仙人の衣服で、衣の裾が鳥の羽のように分かれた羽の服)を着ていて、伝統的な仙人の図柄の一般的な特徴である③翼が生えている、④羽衣を着用しているという2つの要素を見せていることがわかる。靴も仙人が主に履く先の尖ったものを履いていると思われるが、画面からは判断しづらい。膝を若干曲げた姿勢で両腕を広げている。特に左手は何かを持っているかのように手の平を上に向けており、おそらく丹薬が入った器を支え持っているのではないかと考えられる。
仙人の周りには速く流れる雲文様とパルメット(シュロの葉文様。忍冬という名称でよく知られているが、国際的にはパルメットと呼ばれている)の蓮華紋が描かれていて、天上世界の美しくも超越的な雰囲気をよく表現している。