徳興里壁画古墳の前室東壁に描かれた出行図のうち、墓主鎭が乗った牛車を御する侍者の詳細図である。彼らは非常に低い身分で、頭には何らの帽子もかぶっていない。左右両側で髪を結んで下げたような髪型から、まだ結婚もしていない若い侍者であることがわかる。その間に黒い牛が見えている。