徳興里壁画古墳の前室東壁天井の狩猟図壁画に登場する、鹿の詳細図である。善良そうな顔立ちや立派な角、胴体の白いまだら模様、短いしっぽなど、鹿の特徴がよく表現されている。足を勢いよく広げて狩人から死に物狂いで逃げようとする鹿の緊迫した状況がよく伝わってくるようである。