徳興里壁画古墳の玄室東壁の右側の七宝供養行事図の上段に描かれた、人物の詳細図である。 画面に見えている人物は、上段中央に描かれた木の左側に登場する人物である。左右両側で髪を結んで下げたような髪型から、年若い少年であることがわかる。銘文によると、この少年は寺院で働く童子で、七宝行事で最も重要な供養物である七宝を管理する任務を担当していたと思われる。