• 高句麗と渤海
  • 徳興里壁画古墳
人物 05
Title人物 05
玄室東壁の七宝供養行事の人物 07
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玄室東壁の七宝供養行事の人物 08
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徳興里壁画古墳の玄室東壁の右側の七宝供養行事図の上段に描かれた、人物の詳細図である。
下段の人物は3つのグループに分けられるが、そのうち中央に描かれた2人の人物である。この人物の横にも説明文にあたる墨書が書かれているが、内容が不明で正確なことはわからない。ただ、両手で器を捧げ持って行く姿から、仏に供養する食べ物を運ぶ人々であると判断される。この食べ物は、上段に描かれた宗廟の作食人らが用意したものである。供物の容器としては、黒色の高級そうな漆器が使われた。
興味深い点は、これらの人物が文官用の幘(文官や武官の儀礼用の帽子で、後頭部の突起物が2つに分岐してそれが前方に曲がった形と、まっすぐに尖ったような形の2種類がある。前者は文官用で後者は武官用)をかぶっているという点である。したがって、これらの人物は侍者の身分ではなく、高い地位を持つ人物であることがわかる。

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