盾を拡大した様子である。黒の盾には、赤い鮮明な輪郭線が確認できる。高句麗の歩兵が使用していた盾は、一般的に上下がとがった形状の木の盾であったが、ここで描かれているのは中央の中間部分を持つ楕円形の盾である。このような二種類の盾の形態は、墓内部の回廊東壁に描写された出行場面でより詳細に確認できる。