東側室の東壁左側に描かれた厨房図の中で、かまどの前で火を燃やしている女性の壁画詳細図である。女性は、薪が赤く燃えているかまどの横に斜めにひざをついて座り、料理に適した火の強さに調節するのに余念のない様子である。火種がかまどの外に流れ出て、あちこちに散らばっている痕跡も発見されている。髪型と衣服は、やはり厨房の中の他の女性たちと同じ姿である(詳細な説明は東側室_東側_厨房_詳細人物1参照)。赤線と黒の墨線で人物の輪郭線を処理している。