東側室の東壁右側に描かれた車庫図の中で、墓主夫人が乗る車の詳細図である。夫人の車は墓主の車よりもはるかに鮮明に残っており、当時の貴婦人たちが乗っていた車の形を一目で把握できる。 貴婦人の車は、壁画の絵をもとに当時の車を再現できるほど非常に精緻に描写されている。高句麗時代の物質文化を理解する上で、きわめて重要な資料として評価される。