東側室の東壁右側に描かれた車庫図の中で、一番下にある車の詳細図である。この車は下部分の剥落が激しく、その全貌を把握するのは難しいが、残っている車上部の様子から、赤い華やかな傘蓋付きの車と推察できる。傘蓋周辺には赤い房がかかっており、非常に華やかに飾られていたことが分かる。墓主夫妻以外の重要な人物、おそらく墓主夫妻の息子が乗っていた馬車である可能性も排除できない。