- 高句麗と渤海
- 安岳3号墳
| Title | 玄室_西壁_梁(怪雲紋) | ||
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安岳3号墳の玄室西壁に描かれた怪雲紋である。梁は木造建築物を構成する部材(付属材料)の一つで、柱と柱の間に屋根を支えるために横切って置かれる木である。墓室が現実の家屋構造を模して築造されたことが分かる一例である。
壁画の梁の装飾部分には、大部分に植物の蔓のように見える怪雲紋が装飾されている。怪雲紋は一般的な雲紋とは異なり、でこぼこで奇怪に見えることからつけられた名前である。画面に見える怪雲紋は赤と白が混ざり、神秘的な姿である。東壁より破損が激しいことが分かる。玄室には見られないこの奇怪な雲紋は、墓室が現実の家屋に倣ってはいるが、現実ではない死後の世界に属していることを暗示している。古代から王が住む宮廷と仏が祀られている寺院建築には、一般的に華やかな丹青が施された。安岳3号墳の梁に装飾された紋様を韓国の丹青の始まりとも見ることができ、興味深い部分である。