鐘をかついで行く人物たちの服装を見ると、まず頭には巾(古代の帽子の一種で、布で頭全体を巻いて後ろで束ねた)を巻いている。巾は、主に高句麗時代の身分の低い人や侍従たちがかぶっていた帽子だが、貴族階級の人々も野外活動や狩猟に出かけるときには、活動性に優れた巾を着用した。上衣にはチョゴリを着て、腰には帯を巻いている。下衣のパジは膝下のふくらはぎ部分を布で別に結んでしっかりと固定させている。