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東側回廊_東壁_出行図_詳細_太鼓を叩く兵士2
Title東側回廊_東壁_出行図_詳細_太鼓を叩く兵士2
東側回廊_東壁_出行図_詳細_太鼓を叩く兵士2
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安岳3号墳の東側回廊東壁の出行図の中間に登場する楽隊の中で、太鼓を叩いている楽隊の姿である。二人が太鼓をぶらさげた木の柄を肩に担ぎ、歩きながら太鼓が打てるように特別に考案された。このように肩に担ぐ太鼓を「メルブク」とも呼ぶ。太鼓のすぐ隣には、黒いバチで太鼓をどんどん叩きながらついていく人物も見られる。太鼓の下部分には、行進が終わったときに太鼓を地面に置くことができるように四本の脚がついている。太鼓の上には、革製の太鼓を太陽から保護するために傘蓋が設置されている。傘蓋に付いた赤い房飾りがとても華やかに見える。
太鼓をかついで行く人物の服装を見ると、まず頭には巾(古代の帽子の一種で、布で頭全体を巻いて後ろで束ねた)を巻いている。巾は、主に高句麗時代の身分の低い人や侍従たちがかぶっていた帽子だが、貴族階級の人々も野外活動や狩猟に出かけるときには、活動性に優れた巾を着用した。上衣にはチョゴリを着て、腰には帯を巻いている。下衣のパジは膝下のふくらはぎ部分を布で別に結んでしっかりと固定させている。太鼓の音に合わせて楽しく行進している人々の姿が自然に想像できる。

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