水山里古墳壁画玄室の墓主夫妻生活図に登場する男性侍従たちの詳細図である。この二人の侍従は、墓主のすぐ隣にいる侍従たちで剥落が激しく、現在は頭の部分が少し残っているだけである。全体を確認することはできないが、他の侍従たちから推測すると、頭には巾(高句麗時代の帽子の一種で、布で頭を巻いて後ろで束ねた)をかぶり、体には尻を覆うチョゴリと幅が狭いパジである軍袴を纏っていたと推測される。頭に巻いた巾の姿がまだ残っている。